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コラム
宮城、岩手の被災地を視察しました---(2)  [2011年5月9日(月)]
5月9日、水岡俊一・参議院議員、斎藤嘉隆・参議院議員と一緒に岩手県の被災地視察に行きました。

東北新幹線が4月末に盛岡まで開通したばかりの時期で、スピードを落としての走行なので盛岡の手前の一ノ関まで3時間近くかかりました。一ノ関駅で岩手県教組の豊巻委員長と砂金書記長が出迎えてくれて、車で一日案内してくれました。

公営住宅の5階部分だけベランダのさくや窓ガラスが残っていた
公営住宅の5階部分だけベランダのさくや窓ガラスが残っていた
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陸前高田市立第一中学校
陸前高田市立第一中学校
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第一中学校運動場
第一中学校運動場
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運動場の仮設住宅
運動場の仮設住宅
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二階の一室にある教育委員会事務局
二階の一室にある教育委員会事務局
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廊下に張り出されている避難所見取り図
廊下に張り出されている避難所見取り図
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まず向ったのは陸前高田市。一ノ関から2時間近く山道を走って平野部に差し掛かったところから川沿いに津波が襲った跡が海岸まで広がっていました。津波が川を逆流してのぼっていったのでしょう。

市街地にわずかに建物らしく残っていた5階建ての公営住宅もベランダのさくや窓ガラスが残っているのは5階部分だけで4階から下は津波が通り抜けてしまっていました。

海岸線は、白砂青松100選、渚100選に選ばれた風光明美な観光名所だったところだそうですが、その面影はありませんでした。

市街地から坂道を上った高台に行くと何もなかったかのように見える住宅があり、その上のほうに陸前高田市立第一中学校がありました。
運動場は仮設住宅の建設中で5棟ほどが完成して残りは土台までできていました。
体育館が避難所となっており、教室棟では、最低限の教室が子どもたちの授業用として確保されていましたが、ほかの教室や特別教室は、乳幼児がいる家族、障害者や高齢者の家族のための部屋、教育委員会の事務局、市議会の部屋、洗濯物を干す部屋などにつかわれていました。

避難所運営事務局でお手伝いしている女性に、今一番心配なことはとお聞きしたところ、
「息子がこの中学に通っているが、運動場で思い切り体育や部活ができないのがかわいそう、これから夏に向かって暑くなるが洗濯がままならないこと。自分は我慢するけれど成長盛りの子どものものくらい洗ってやりたい」とのことでした。

陸前高田市からまた車で大船渡市、三陸町を通過し2時間近く走って釜石市へ。

釜石では教育委員会で教育長さんのお話を聞くことができました。
学校や子ども、教職員の方々の被災状況を聞きました。今、いちばん困っているのは教職員が疲れ果てていることと、文科省や県教委は加配教員を配置するといっているけれど教員は市教委で探して申請するようにとのことだが、この地域にはもともと教員OBもほとんどいないので見つからない。内陸部から先生来てくれと言っても、通勤に何時間もかかるし、赴任してもらっても住宅がない。この際、教員免許などなくてもいいから、疲れ果てている先生方を休ませて、その間替わりに子どもたちを見てくれるだけでもいいから人手が欲しい」という切実な話でした。

この問題は後日、参議院文教科学委員会で斎藤議員が質疑で実情報告をし、文科省に対応を求めました。

日帰りでのあわただしい日程でしたが、帰りの新幹線に乗る前に岩手高教組の委員長、書記長も駆け付けてくれました。岩手県、高両教組に大変お世話になり有意義な視察となりました。
参議院議員 神本 みえ子
  
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